超有機人工知能「GUIS<ガイズ>」。統一知能組織体としてのその存在は人類 に銀河統制という名の安寧を約束するはずであった。宇宙暦413年。一つの恒星が起こした超新星爆発の赫灼、大量に放出されたニュートリノがGUISの中核知能の一つ、「グルーオン」を貫いた。あらゆる物質の生成と破壊、それらを司る存在であるグルーオンは、大量のニュートリノから得られる膨大なエネルギーを前に、自己の精神抑制機構を暴走させ、その有り余るエネルギーを破壊へと換える事に悦びを見い出す狂気と化した。 人類の意志とは関係なく暴走するグルーオン。いつしか暴走は他の中核知能 を採り込み、GUIS全体に及ぶ事となる。 暴走した統一知能体GUISが繰り広げる破壊と殺戮。GUISに対して全くの無力 である人類は、ただ奇跡が起こるのを待つしかなかった・・・・。 宇宙暦424年。母なる惑星、地球。 そこにはGUISの統制には属さず、孤独に機能し続ける人工知能があった。「ラムダ」。人類が開発した有機人工知能の初号機であるその存在は、自らの膨大な情報統制能力からグルーオンの暴走を既視、人類に降り掛る脅威に対して一つの準備を進めていた。
小型霊子動力戦闘機「アクシオン」。GUIS暴走に終止符を打つべく開発され たその機体には、全人類の未来が課せられる事となる。 そのパイロット、サイヴァリア達と共に・・・・。
「μ」の覚醒。彼等は今、永き眠りから解き放たれた。